2020年には5G回線が商用化されると言われています。個人的にも、5G回線がどのように活用されていくのかワクワクしているのと同時に、利用できるのを心待ちにしています。

5G回線の速度

5G回線は、最大で20GBの超高速回線だと言われています。現在、日本で最も高速と言われているNTTドコモの4Gサービス(プレミアム4G)で通信速度が最大1288Mbpsと言われているので、単純に約15倍の速度になります。

実際に20GBの速度と言われても、ピンと来ないでしょう。これを具体的に表すと、「2時間の映画を3秒でダウンロードできる」とも言われてます。ファイルの変換形式にもよりますが、1-2GBくらいの容量があると思います。

なぜ5G回線がこんなに速いのでしょうか?

その理由は、現在4Gで利用されている周波数帯に加え、帯域幅の広い6GHz以上の周波数帯を用いるためです。

4Gで使われている周波数帯は主に2GHzから3.6GHzになります。一部では700~800MHzなども使っています。

さらに、周波数が高い帯域は他の通信などにあまり用いられていません。あまり用いられていないことにより、広い帯域幅をモバイル回線用に確保でき、高速化と大容量化を実現できるのです。

光回線は必要なくなる!?

5G回線がこれだけ高速であれば、もはや従来の光回線は不要だという話もチラホラと聞く。

しかし、光回線が無くなったり5Gによって代替される事は当面はないと考えています。

理由としては、第1に一般ユーザに対して、定額での使い放題サービスが割り当てられるとは考えにくいからです。

4G回線の時も上限が2GB、4GBといった制限がかかった状態で利用していた(現在もそういう方もいらっしゃると思います)のを覚えているでしょうか?

月末になると「ギガ不足」や「ギガ死」という言葉をよく聞きますが、同じような状況が5Gにも起こるでしょう。

サービスを無制限に使うことが出来るようになるのは、しばらく先の話になるでしょう。

次に、5Gサービスによって期待されるサービス、例えば自動運転技術の開発や遠隔地から患者を手術するシステムなどに活用されます。5Gサービスによって恩恵を受けるものに優先的に割り当てられるのではないかと思います。

このように、5G回線の恩恵を直接的に受けるのはしばらく先になると思いますが、その分4G回線については、使用量などの制約は緩和されると予想しています。

私たちが一般的に使用している、光回線においては、しばらくなくなる事はないでしょう。

5G回線の実用化によって、5Gと4Gの棲み分けがはっきりする事で、より快適に光回線が使えるのではないでしょうか。

色々と楽しみになってきますね。

5GBの実用化が待ち遠しいです。