私はよく近所のジムに通っているのですが、ふと疑問に思ったことがあったのでシェアします。

ジムに行くと受付にスタッフさんが立っていて、ロッカーの鍵を渡してくれます。

その流れはこうです。

下足を脱ぎ、下駄箱に靴を入れ鍵を閉めます。

その鍵を受付に渡し、会員カードをカードリーダーに照合し、目の前のパソコンで情報を確認してもらいます。

照合が出来たら、受付のスタッフからロッカーキーを預かり、館内に入ります。

退館する時は逆の作業が必要になります。

もちろん、大手のスポーツクラブですから、会員さんの数は膨大で、1日にそれなりの数の出入りがあります。確認するスタッフも常に2、3人はいるでしょう。

このような流れになるのですが、人が必要なのは、鍵の受け渡しと会員データの照合です。

この作業、自動化できるのに。。。と思ってしまうわけです。

システムの費用もそれなりにかかるのでしょうが、2、3人の人件費と比較したらどうでしょう?

スタッフ2、3人を雇用する場合、どんなに安く見積もっても、毎月100万近い金額が必要になります。

そこをうまくシステム化してしまえば、ランニングコストは抑えられ、かつ、生産性高い業務に人をアサインすることができます。

受付業務は、最もシステム化しやすい分野の一つだと言われていますが、そういった業務はさっさとシステム化するべきです。

人間が本来やるべき仕事に注力して、人間にしかできない仕事をするべきではないでしょうか。

システム(AIなど含む)は、新たなことを創造することが出来ません。

ここの領域は、我々人間が最も得意とする領域であり、本来注力するべきところです。

今回は、スポーツジムの受け付けを例にしていますが、何かのシステムやサービスを導入する際には、人間がやる業務が機械に置き換えられ、その分の時間を人間が本来やるべきことに注力できるかどうか。そして、その費用対効果はどうなのか。を天秤にかけて考える必要があるでしょう。

今回のような事例だと、機械ではなく、我々人間にしかできない最大の強みを活かし切れてないような気がしてなりません。