NTT東日本がサービス展開する「ギガらくWi-Fi」ですが、何かと世間を賑わしていますね。

実際にいいの?

悪いの?

高いの?

安いの?

メリットは?

デメリットは?

色々と意見を求められる機会が多いので、聞かれた時に答えている、ギガらくWi-Fiに対する個人的意見を発信していきたいと思います。

あくまで個人的な意見なので参考程度に宜しくお願いします。

ちなみに私は、NTTとは利害関係は一切ない立場で、会社も代理店とかではありませんので、忖度なしの意見を発信していきたいと思います。

サービス概要

まず最初に、ギガらくWi-Fiのサービス概要について知らない方もいらしゃると思いますのでお伝えしていきます。

サービス概要については、NTT東日本のギガらくWi-Fiのサービスページを参考にさせていただきました。

ギガらくWi-Fiのサービスについて

サービスの特徴を以下に簡単にまとめます。

ギガらくWi-Fiは、店舗や事務所にWi-Fi機器を設置するだけで、導入から運用まで一括してサポートしてくるサービスです。

「導入から運用まで一括してサポート」とは?

簡単に言うと、設定の変更や情報の追加などは、NTT側に連絡し行ってもらうサポートになります。

これは、電話一本で対応してくれるらしいので、管理者がいない企業や組織には非常に便利なサービスであると言えるでしょう。

CiscoのMerakiを使用

CiscoMerakiは、クラウドを通じてネットワークを統合管理するシスコシステムズのネットワークソリューションです。

端末をLANケーブルに接続すれば、後はブラウザ上で全て管理できる仕様となっています。

Wi-Fi機器としての機能

気になるWi-Fi機器としての機能を見てみましょう。

Cisco-MerakiMR33

Meraki本体の機能とNTTのサービスサイトで公表しているスペックを照らし合わせて確認したところ、「MR33」という機器を使用しているようです。

無線仕様

・IEEE802.11b/g/n x 1
・IEEE802.11a/n/ac x 1
・WIDS/WIPS x 1
・Bluetooth x 1

最大1.3Gbps
2×2 MU-MIMO、2ストリーム、 ビームフォーミング

インターフェイス

10/100/1000Base-T
Ethernet(RJ45) x 1

SSID設定数

最大15個(推奨3個)

機能としてはこんな感じです。

機能としての強み

Wi-Fiを導入するにあたって、最も重要な部分が機能です。この機能面については見ていこう。

ギガらくWi-Fiの無線仕様について

無線仕様は、「802.11b/g/n x 1」「802.11a/n/ac x 1」、最大通信速度1.3Gbpsと出ている。MACアドレスで接続できる端末を制限でき、同時接続時の推奨端末台数は50台とされている。さらに、来訪者向けインターネット機能(ゲストポート機能)が付いているとのこと。一応、ビジネスで利用するには一通りの機能がそろっているという印象を受けました。

普段こんなところを見る方は少ないと思いますが、実際に市販ルータや他社製品の機能を見てみましょう。

Aterm WG2600HP3

価格.com注目ランキング1位 NEC製家庭用ルータ

無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac、転送速度(5GHz)1733Mbps、(2.4GHz)800Mbps、ビームフォーミング、4ストリーム、ゲストポート、WPA/WPA2/WEP。
参考価格:オープン価格

AirStation HighPower Giga WHR-1166DHP4

価格.com売れ筋ランキング1位 BUFFALO製家庭用ルータ

無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac、転送速度(5GHz)866Mbps、(2.4GHz)300Mbps、ビームフォーミング、2ストリーム、ゲストポート、WPA/WPA2/WEP。
参考価格:7,920円

YAMAHA WLX202

エンタープライズ向け無線LANAPエントリーモデル

無線LAN規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac、転送速度(5GHz)866Mbps、(2.4GHz)300Mbps、同時利用可。
SU-MIMO(2×2、2ストリーム)、ステルス SSID、MACアドレスフィルタリング、WPA/WPA2 エンタープライズ。
参考価格:39,800円

他社製品を見てもそれ相応の機能はあり、負けず劣らずといった印象を率直に受けました。比較表を御覧ください。

Wi-Fi機能の簡易比較表

とはいえ、細かな機能や総合的な部分では、さすがシスコシステムズといった感じです。

また、最大の特徴であり、セールスポイントでもあるクラウド管理機能(ギガらくWi-Fiサービスの場合はNTT東日本側で管理する)はブラウザ越しに管理、設定を行えますので、IT管理者にとっては非常に便利な機能だと言えます。

料金面について

気になる料金面についても確認していきましょう。

ギガらくWi-Fiについては、「ベーシックプラン」、「ハイエンドプラン」と大きく分けて2つのプランが存在します。

ベーシックプラン(主にSOHO、小規模企業向け)

ベーシックプラン
最低利用期間24ヶ月(中途解約金あり)
3,278円(税込み)
LAN給電オプション(PoE給電機)2年タイプ880円(税込み)
合計(税込み)4,158円

※途中解約の場合は、3,278円×残月数分を一括で支払う

ハイエンドプラン(様々なオプションあり)

ハイエンドプラン(5年タイプ)
最低利用期間60ヶ月(中途解約金あり)
3,630円(税込み)
LAN給電オプション(PoE給電機)2年タイプ880円(税込み)
合計(税込み)4,510円

※途中解約の場合は、2,860円×残月数分を一括で支払う。5年プランの場合。

料金体系は上記のようになります。Wi-Fi機器は5年は機能が陳腐化しない状態で利用することを想定するため、

  1. ベーシックプランなら、4,158円×60回=249,480円
  2. ハイエンドプランなら、4,510円×60回=270,600円

となります。NTTに限らず、他ベンダーでも販売されていますがNTT東日本に関して言えば、シンプルにパッケージ化している。という印象を受けました。

他社の場合、機器本体+クラウド利用ライセンスといった販売の方法が目立ちます。

導入についての是非

導入について検討されている方は、「Wi-Fiの管理部分をクラウドシステムでNTTにしてもらう必要があるかどうか」をよく考える必要があると思います。

中小規模を想定した場合、一旦導入したWi-Fiの設定を頻繁に変更するケースは考えにくいです。考えられるケースとしては、MACアドレスによる制御を実施している場合で、新入社員が入社したときや退職者が出た場合にホワイトリストを変更するくらいでしょうか。

ただ、そこまで行なう会社であれば、自社で機器の管理マネジメントができる状態にあると思います。

導入に関して、ただ「速度や電波が強い」といった理由で考えるのであれば控えた方がよさそうです。

繰り返しますが、この機器の一番優れている点は、クラウド上でWi-Fiネットワークの管理マネジメントができる点です。

代理店による過度な営業活動

過度な営業活動にも注意が必要です。

機能面については、ベーシックなものについては、そこまで数値上の差はありあせん。しかしながら、ギガらくWi-Fiにしかないような機能として話を持ちかけたり、標準的に搭載されているWi-Fiのセキュリティ機能を他のWi-Fi機器には存在しないような話の持っていき方をします。

インターネット周辺に関する知識が薄い高齢者が経営をされている組織が特に狙われているみたいですので注意して下さい。

導入の判断ポイント

導入にあたっての判断ポイントを総括すると、

  1. Wi-Fiシステムのマネジメントを委託したい
  2. Wi-Fiシステムの設定変更を頻繁に行なう予定がある
  3. 業務用の安定したWi-Fi環境を利用したい

これらの場合は、ギガらくWi-Fiの導入は大きなメリットとなるでしょう。

一方で、

  1. Wi-Fiシステムのマネジメントをする環境が整っている(人員・システム等)
  2. Wi-Fiシステムの設定変更を頻繁に行う予定はない
  3. 業務用の安定したWi-Fi環境を利用したい

この場合は、YAMAHAアクセスポイントWLXシリーズなどの業務用Wi-Fiを購入し、設置するのがいいのではないでしょうか。

他社もクラウドで管理できるシステムを

最近では、YAMAHAがYNO(Yamaha Network Organizer)をリリースして、YAMAHAルータ配下にあれば、クラウド型の管理システムを活用してクラウド越しにAPを管理できるようになりました。

管理者側からしてみれば、非常にありがたいサービスですし、ギガらくWi-Fiと類似のサービスを提供することもできるようになりました。

「自社でもAPの管理ができ、かつクラウドからサポート対応も可能になる」こんなことが可能になりました。

個人的には、ネットワーク系の管理が自社では一切できない点が、ギラらくWi-Fiの最大の弱点ではないかと思っています。

とはいえ、自社でAPやネットワークの管理ができない場合は、普段から仕事を依頼している会社に頼むなどの対応が必要になりますので、同じことではあります。

APの管理については、一度設定した場合は、原則設定をいじることはほとんどありません。ただし、端末個体のアクセス制限をかけるMACアドレスフィルタリング機能を活用する場合は、接続端末が増えたり減ったりする場合に都度設定が必要になります。

スマホの普及に伴い、Wi-Fi環境はなくてはならないものになりました。事務所のネットワーク環境やセキュリティ対策と同時にWi-Fi環境にもこだわっていきたいところですね。


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