最近、AWSというキーワードをよく聞くようになりましたが、そもそもAWSとは何なのでしょうか?

AWSの特徴とそのメリットについて今回は解説していきたいと思います。

目次

AWSとは?

AWSとはAmazon Web Servicesの頭文字を取ったもので、Amazonさんが提供するクラウドサービスの総称になります。

歴史はやや古く、2006年まで遡ります。

最初にリリースされたサービスがAmazonS3(Simple Storage Service)というストレージサービスになり、その後、仮想サーバ、データベース、分散キュー、IoT関連、カスタマーエンゲージメントなど現在では100を超えるサービスを提供しています。

これらの多くのサービスは初期費用のない安価な従量課金モデルとして提供されていて、実際にAmazonの各種サービスにおいて使われているサービスになります。

実際に使ってみていいものをユーザに提供しているわけです。

AWSのメリットについて

AWSのメリットについては、私は大きく3つあると考えています。

  1. 高可用性・冗長性
  2. スケーラビリティ
  3. スピード感

これらが兼ね備えられているAWSは、様々なプロジェクトをスピーディかつ安全に展開することができるのです。

高可用性・冗長性について

クラウドサービスにおいては、サービスが停止される時間を極限まで短くしなければなりません。単体のEC2インスタンスでは、「サーバは突如落ちるかもしれない」という考え方が存在します。

そこでAWSでは、複数のAZ(アベイラビティゾーン)にインスタンスを配置しロードバランサーなどの配置によって負荷分散するという考え方があります。

これにより、障害に強いサーバ環境を構築することができるのです。

スケーラビリティ

AWSのメリットとして、スケーラビリティを自由自在に変化させられる点があります。

例えば、オンプレ環境の場合は、長期間使用することを前提としたハードの設計をする必要があります。当然、余裕を持ったスペック構成で機器を用意する必要がありますし、時にはオーバースペックとなる可能性もあるでしょう。

AWSの場合は、そのような心配をする必要はありません。

サーバのスケールアップや、ディスク容量、メモリーからOSまでボタン一つで設定変更することができます。

ビジネスの規模に応じて最適なプランを都度、選択できるのが魅力ですね。

スピード感

個人的には、スピード感が最大の魅力だと思っています。

例えば、新しいWebサービスやサイトを公開する際、テレワーク環境やファイルサーバを用意する場合に、サーバを購入したり、レンタルサーバを申し込む必要があります。

AWSの場合、アカウントを作成したら、数分程度でサービスが公開できます。複雑な要件のサーバに関してもパッケージ化されている部分が多く、即座にサービスインできるのが魅力です。

また、ネットワークの知識も必要になりますが、基本的なネットワークの知識も身につくため、スキルの幅が大きく広がるのも魅力の1つだと言えるのではないでしょうか。

無料利用枠もありますので、まずは手を動かしながら使ってみるのが一番いいかと思います。

それでは、またお会いしましょう。