こんにちは。ここ数日、「ウイルス感染メッセージが表示され、電話での遠隔サポートを促すよう指示してくる」といったご相談を受けています。

インターネット上やSNSなどではこのような警告(注意を促す)内容はよく見るのですが、実際に問い合わせをいただいたのは初めてで、色々と詳細を確認しながら対応しました。

画面に表示されている電話番号には絶対に電話しない

まず最初に、画面に表示されている番号には絶対に電話をしないで下さい。皆さまも頭では分かっておられると思いますが、相手は不安を煽り、相手の意図する方向に上手く誘導してきます。

人は心理的に混乱すると、相手の言うことを信じてしまう傾向にありますので、まずは相手との接触をしないことを心得ておきましょう。

このような行為は、とても許しがたい行為であり少しでも皆様に認知されていけばと考えています。

ウイルス感染サポート詐欺の画像

サポート詐欺には様々な種類がありますが、以下のような画像が散見されます。

ウイルス感染詐欺の画像1
実際に電話をかけさせて、リモートサポートを促すパターン1
ウイルス感染詐欺の画像2
実際に電話をかけさせて、リモートサポートを促すパターン2
ウイルス感染詐欺の画像3
ウイルスをスキャンさせるよう誘導させて不安を煽り様々なアクションを促すパターン

これらは全て、Microsoft社からの警告文であるかのごとく表示していますが、全て偽物です。

まず、Microsoftはウイルスが感染した場合に、電話をかけるように促すことは絶対にありません。電話をかけるよう明記している時点で、偽物だと判断していただいて構いません。

また、ウイルスのスキャンについてですが、Webサイトからウイルスをスキャンしたり検知することはありません。スキャンを行なう場合は、端末にインストールされているセキュリティソフトを開いて行なうことが通常の手順です。

このような状況下でブラウザのリンクボタンをクリックすることは悪意のあるサイトや不正プログラムのダウンロードを誘発する恐れがありますので、絶対に行わないようにして下さい。

サポート詐欺とはそもそも何なのか?

Webサイトを閲覧している時に、「ウイルスに感染しました」「システムが破損しました」などと偽の警告文を流し、電話をかけさせて、問題解決に向けた遠隔サポートへと誘導する手口です。

遠隔サポート以外には、システムスキャンソフトの購入ページに誘導する手口もあります。

目的としては、自作自演のウイルス感染か不安を煽ることによる復元ソフトの販売になるでしょう。要するにマッチポンプ商法ですね。

大音量で「ピー・ピー・ピー」と音を流し、利用者の不安を煽ったり、日本語の音声で警告メッセージを流すものもあります。

これは、実際にウイルスに感染しているわけではなく、不正なポップアップ画面を発生させているだけなので、決して引っかからないようにして下さい。

サポート詐欺ページの仕組み

サポート詐欺の仕組みについては、いまだ、全容が解明できていないのが実情のようです。

普通のWebサイトを閲覧しているだけで表示されてしまうケースもあるようですが、多くは、サイトに表示された不正広告やリダイレクトによるものが多いと言われています。

サポート詐欺ページ対策

事前の対策をしっかりする事で、問題を未然に防ぐことができる可能性は高まります。

事前の対策

事前の対策としては、日々のセキュリティ対策をしっかり行う事です。

基本的な事ではありますが、WindowsUpdateをこまめに行い、常にソフトを最新の状態にしておく。

GoogleChromeやFirefoxなどをお使いの場合も同様にUpdateをこまめに行い、最新の状態を保つ事を心がけましょう。

また、ChromeやEdgeなどをお使いの場合は、ポップアップメッセージを制御することができます。詳しい説明は割愛しますが、設定は以下の通りです。

  1. パソコンで Chrome を開きます。
  2. 右上の[設定] をクリックします。
  3. 下の [詳細設定] をクリックします。
  4. [プライバシーとセキュリティ] の [サイトの設定] をクリックします。
  5. [ポップアップとリダイレクト] をクリックします。
  6. 上部の設定を [許可] または [ブロック] に切り替えます。

システムやソフトウェアの脆弱性対策をこまめに行い、ポップアップメッセージの制御などをしっかり行なうことで一定の対策になります。それと同時に、不審なサイトは閲覧しないといった意識の向上も有効になるでしょう。

サポート詐欺にあってしまった場合の対策

実際にサポート詐欺に連絡をして、リモートサポートを受けた場合やソフトウェアをインストールしてしまった場合は、PC内部に不審なソフトが常駐している可能性が高いです。

このような場合は、以下の対策を実施しましょう。

  • 見に覚えのないソフト1つひとつ確認し、不要なものは削除(アンインストール)する。
  • ウイルスソフトで検知する
  • パソコンの中にある重要なデータをバックアップ
  • 必要に応じて、端末を工場出荷状態に戻す

支払いをしてしまった場合

クレジットカードで、支払いをしてしまった場合の対策としては、早急にクレジットカード会社に連絡をするようにして下さい。

通常、外部のカード決済サービスを通じた商品購入に関しては、販売元にはカード情報は分からないようになっています。

ですが、この手の詐欺は、カード情報自体を盗み取ることが目的だったりするので、カード情報が相手に知れ渡っていると理解した方がよさそうです。

カード会社に連絡をし、不正利用がないか確認したうえで、カードの利用を止めるようにした方がいいでしょう。

遠隔サポート詐欺の動画

最後になりましたが、警視庁公式YouTubeチャンネルの動画を御覧ください。

サポート詐欺の手口やパソコンの動きなどが実際に確認できます。

サポート詐欺にだまされないで!!(第1弾) ※警視庁公式チャンネル
サポート詐欺にだまされないで!!(第2弾) ※警視庁公式チャンネル
サポート詐欺にだまされないで!!(最終章) ※警視庁公式チャンネル

このような症状でお悩みの方がいらっしゃましたら、当社へご相談下さい。