VPNを通じてリモートデスクトップで外部から端末を操作しようとしてもポート開放がされておらず、「接続できない」といった問題が発生した時にポート開放をすることで解消する場合があります。

今回は、Check Point CP700アプライアンスを例にしたポート開放手順を紹介していきます。

前提条件

上位ルータよりTCP50番,8080番ポート、UDP500番,1701番,4500番が開放されて、着信、内部、VPNトラフィックを許可する形となります。

LAN側IPアドレスは[192.168.1.0/24]になります。

ファイアウォールアクセスポリシーの設定

それでは実際にやっていきます。

UTMの管理画面を開き、アクセスポリシー>ポリシーの順にクリックしファイアウォールアクセスポリシーを開きます。

着信、内部およびVPNトラフィックの[新規]をクリックします。ルールの追加ウィンドウが表示されますので、ここにポリシー設定をしていきます。

[宛先]はThisGatewayとします。

サービスについては、許可するポートを設定していきます。

今回は、ESPとRemoteDeskTop系のポートを開放しますので、50番,8080番ポートを許可します。新規>サービスの順にクリックして、新しいサービスを追加していきます。

アクションは[許可]を選択して、ログの設定をおこないます。

ログについては考え方によりますが、設定をする場合膨大な量になりますので、必要がない場合は、[なし]に設定しておきましょう。

許可するとトラフィックが追加されました。

UDPの設定についても同様の処理を繰り返します。

設定は以上になります。